国内6大PC通信 演劇同好会の統合演劇祭…
客席と舞台の壁を無くす祝祭
(写真/遅い時間に集まることができる同好会員たちは、個人の時間も返上して稽古中だ.
千里眼 演劇同好会員たちの練習場面)
“スンス様, ゆっくり、歩幅をもう少し狭めて….”
“ソープ様, そこで振り返るのではありません.”
暖房も入らない韓国芸術総合学校演劇院講義室内は、人々の熱気でほかほかしている.
ネチズン演劇祭に参加する、千里眼
演劇同好会‘演劇の広場’の稽古現場だ.
演出を引き受けた‘パラボヌン(註:眺める)’(パク・セボム)の言葉に、幼い学生から主婦まで一糸不乱に動く.
今年で2度目を迎えるネチズン演劇祭は、ハイテル, 千里眼,
ナウヌリ, ユニテル, レッツゴー, チャンネルアイ等、6大PC通信の演劇同好会が、収容者から生産者に席の交替をしてみる祝祭だ(2月29日〜4月2日
大学路 ヨルリン劇場, 問い合わせ: 011-240-4261).
特に、今回の演劇祭は、毎年 1, 2回ずつ個別的に作品発表会を行ってきた6PC通信の同好会が共通的な連帯を持って、ネットワークのなかでの出逢いを外に引き出して、互いに交わる場を開くというのに意味がある.
“98年3月、第1回演劇祭があったが、連合体活動につなげることができず、昨年10月、各同好会の代表シソップたちが会って定例的な統合演劇祭を構想するようになりました.”
演劇祭 共同企画団の代表を担当しているハイテル演劇同好会員
ヌオコジ(ジョ・イルサン)が話す、演劇祭の企画意図だ.
(写真/ネチズン演劇祭ポスター) 
学生, 会社員,
主婦等、各自が職業を持っている人々が会って、一つの作品を舞台を上げるのは容易なことでない.
退勤時間が過ぎてこそ稽古が可能なために、普通、夕方7時を越えて稽古が始まる.
普通、夕食の時間も返上するほどになっているけれど、不平を言う会員たちはいない.
忠南
公州で公務員として仕事をしている、千里眼のパク・ギョンソン(エレクトラ)さんは、稽古参加のために乗用車と汽車,
地下鉄, タクシーと乗り継いで、一日6時間をまるまる捧げる.
“毎日、明け方2時を過ぎて家に帰っていくけれど、苦労どころか、台詞をそらんじると、芝居の様子が思い浮かぶほど、演劇の面白味にずっぷりと漬かっているようです.”
練習場所を探すのも容易なことではない.
演出者が演劇学院に在学中で、講義室を利用できる千里眼の場合はヤンバン(註:両班.朝鮮時代の貴族)だ.
ハイテル会員たちは、ジョ・イルサン氏の部屋で稽古する.
だが、各自の専門分野がそれぞれ別であるということは、長所になることもある.
建築を専攻した会員は舞台を作って、作曲を勉強した会員は音楽を担当する式に、役割分担をして自らの専門性を追求する.
最も難しい点は、やはり財政問題.
観覧料がない純粋アマチュア行事であるために、各PC通信が支援する行事支援費と、文芸振興院の後援費では全く足りず、会員たちがポケットをはたいて進行費を支えている.
“それでも、一般貸館料の5分の1程度で劇場を貸したヨルリン劇場,
多くはないお金だけど、この行事の意味を理解して後援してくれる文芸振興院の配慮等、第1回目の時よりは条件がかなり良くなり、アマチュア行事に対する関心の幅が広くなるのを感じることができる”と、ジョ代表は喜ぶ.
千里眼 同好会の創作劇 <人々は魚とうわさを楽しむ>を企画した
ジョ・ヒョンジュン(ダダ)氏は、“これまで観客の位置でだけ理解してきた演劇を、直接体験しながら新しく見ることができるというのも意味があるけれど、客席と舞台の壁を崩して疎通する土台を広めるという次元でも、この行事は重要な意味がある”と話す.
今回の演劇祭では、まだ新生サークルで、企画にだけ参加したチャンネルアイ同好会を除外した5チームが、一週間ずつ毎週
金〜日 5回を舞台に上がる.
毎週火曜日には、既成演劇人の招請講演と祝賀公演,
映画のような他の芸術媒体に対する理解時間等、付帯行事も用意している.
キム・ウンヒョン記者
dmsgud@hani.co.kr
ハンギョレ21 2000年 03月 09日 第298号 .
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