2000年8月ハンギョレ21 322号

[文化] 'ソ・テジ 効果' 可能か


帰ってきた ソ・テジ どんな音楽を披露するか… 触覚を尖らせる大衆音楽界

hangyore00322_1.jpg (13757 バイト)神話は再現されるだろうか. さる97年7月の引退宣言後、直ちに米国へ出発して影もあらわさなかったソ・テジが帰ってくる. 98年、ソ・テジは米国でソロ カムバック アルバム <ソ・テジ 980707>(註:当時の関連記事-SPORTS SEOUL紙98年6月23日(火)7月発売のソテジの音盤・三星ミュージック マスターテープ分析)を 製作, 発表したが、国内で彼を見ることはできなかった. 気がかりなあまり、放送社の演芸プログラムでは、似た人を見たという情報だけで海外取材をするほどの無茶まで行う程だった. なおさら、ソ・テジは髪の毛一本も表に出さずに、巧妙に隠れた. そのようなソ・テジが、4年7ケ月の隠遁を抜け出して、来る9月, レコード発売と共に、本格的な公演と放送活動を始める. 幕が上がって、いよいよ試合が始まるのだ.


さる8月11日午後3時、ソ・テジ記念事業会のホームページ(seokihei.alpha.co.kr)と テジ村(www.taijizone.com) 等、ファンクラブホームページには、カムバックを知らせるソ・テジ本人の手紙が掲載された. この日、ソ・テジ記念事業会サイトは、接続多量で一時ダウンすることもあったし、いまだにユーザーたちが集中しいて、円滑なサイト運営が麻痺した状態だ. テジ村もやはり、降り注ぐファンたちの問い合わせのために非常掲示板を開いた.



重圧感に押されて日程調整する歌手たち


ソ・テジ カムバックの波長は、通信空間のみだけでなく、社会全体を落ち着かなくしている. 既に韓国に入っているというデマが広まったり, ある人たちはマイケル・ジョーダンがNBAにカムバックしながらダウジョーンズ株価暴騰がおきた、いわゆるジョーダン効果にならって、彼の帰還をときめくと緊張の中で見守っている.

ソ・テジのカムバックに、最も鋭い触覚を立てている側は、やはり大衆音楽界だ. 9月は、超大型歌手たちが活動を始める月だ. H.O.T 等、人気歌手たちは、9月から年末の各種授賞時までの数ヶ月を本格的に走る. 今年も、8月末に H.O.T, 9月1日 チョ・ソンモの新しいレコード発表計画があったのだが, H.O.Tは 9月末に市場発表を延期した. 本人たちは、ソ・テジが与える重圧感を表にはあらわさなかったが、これら歌手たちのスケジュール調整は、すでに不回避になったわけだ.

緊張する大型企画社とは違い、流通業界は長期不況に夏という季節的不況までが重なって最悪のレコード市場を打開してくれる救援者として、彼のカムバックを期待している. シンナラミュージックのジョン・ムンギョ社長は、“失敗だと評価を受けたソロデビューアルバムも、軽く100万枚を跳び越えた. 国内活動まで始める今回のアルバムの場合, たとえ音楽的に満足な評価を受けることができなくても、100万枚は基本的に消化できる”としながら、“単純に量の問題だけでなく、レコード市場から離れたソ・テジ世代である20〜30代音楽ファンたちをレコード売り場に帰って来させるくる副作用も期待してみることができる”と占った.

ソ・テジのカムバックが、どれくらい大衆音楽再興の核になることができるかについては意見が交錯する. 悲観論者たちは、ソ・テジファンたちの老朽化(?)を指摘する. 韓国大衆音楽市場で、ミリオンセラーの鍵を握っているティーンエージャーは、すでに、ソ・テジの代案を自ら開拓してある状態だ. ソ・テジが不在の状況でも、ソ・テジ記念事業会をはじめとするソ・テジファンたちの忠誠は相変らず健在ではあるが、既に20代を超えた彼らの凝集力は、10代のそれとは比較できないという説明だ.


公演文化に燃料を入れて火をつけることも


hangyore00322_2.jpg (18647 バイト)(写真/ソ・テジワアイドゥルが解体して4年が過ぎたが、ソ・テジ ファンたちの熱狂は全く枯れないでいる)


“90年代以後、歌手のレコードを買って、歌詞を憶えて、服装まで変えながら、歌手を一つの社会的現象にするのは、10代だ. ところが、10代を攻略するためには、徹底的に大衆的な戦略を使うしかない. デビュー以後、多様な音楽的実験で、大衆性の枠組から少しずつ抜け出し始めて積みあげたソ・テジ神話は、すでに、単純に人気と対等交換をするだけの程度を越えた. 下手に大衆を動かそうという危険な試みは、致命的な失敗になるということができる.” ターボ, ポジション, ジュ・ヨンフンなどの所属歌手をおいている企画社 KSM クォン・スンシク代表の予測だ.

しかし、ケーブル音楽チャンネル m・net シン・ヒョングァンPDの意見は違う. “91年のデビュー当時、韓国語ではとうてい不可能だと言われていたラップを使って、ポスト ソ・テジ時代をすっかりラップの天地に変えた人は、まさにソ・テジだ. ソロアルバム失敗以後、苦心の末に出される音楽であるから、音楽市場に2段階の革命を起こす可能性は、やはり少なくない”と用心深く展望した. また、‘コンサートもできるだけ多くする’というソ・テジのカムバック宣言でも、氏は音楽市場の画期的変貌を予測している. “アイロニカルなことに、私たちの大衆音楽の水準を一段階押し上げたソ・テジ以後、大衆音楽の方向は、むしろひどく歪曲された. ダンス一辺倒, 音楽より外貌で勝負するグループたち, 潜伏と活動を反復する形態等、ソ・テジを誤って習った歌手たちだけが生き残った. ソ・テジが公演に本格的に出るということは、乾いた公演文化に燃料を入れて火をつけることができるということだ.”


ソ・テジ 波長はどこまで

(写真/96年、絶頂の人気を後にして、ファンたちに決別を告げたソ・テジ.長い間の空白を踏んで、また神話を創造できるだろうか)hangyore00322_3.jpg (13272 バイト)

ソ・テジの98年のソロアルバムを、‘限りなく自由ありたい欲望と、大衆の英雄でありたい欲望との間で行われる、ハラハラする綱渡り’だと評価した、大衆音楽評論家 イ・ヨンミ氏は“あらゆる可能性を開けようとしている. ソ・テジが、この2種類の欲望のうち、どちら側を選択したのかは、結局ふたが開いた後に確認することができること”と話した.

しかし、結局、成功の関門は結局は銀色円盤中に含まれる音楽である. 既にミキシングとマスタリングを終えた新しいレコードに対する情報は、やはり、ソ・テジのように徹底した管理下に置かれた. ただし、インディバンド ドクター コア 911とクロウのギタリストが、しばらく前、ソ・テジの呼び出しで米国に行ったという事実と、ソ・テジの音楽的趣向から漠然とした予測をしてみることができるだけだ. 専門家たちは、今回のレコードもやはり新しい音楽を試すどろうと推測するが、前作のようにロック音楽の垣根のなかでなされる実験になるはずだということで、概略意見が一致する. 彼の個人的趣向と、最近の音楽的動向とも噛み合うハードコアやラップメタルが頻繁に議論になっている.

果して、ソ・テジのカムバックは、米国証券市場を活気付けた‘ジョーダン効果’を凌駕できるか? 97年、‘ソ・テジワアイドゥルと企業経営’という報告書を発表した三星経済研究院のシン・ヒョナム研究員は“マイケル・ジョーダンの場合、引退後にもナイキとマクドナルドの広告に登場して、ファンたちの視線を受け続けながらカムバックした直後に、二大企業の株価が暴騰して、ジョーダン効果を呼び起こした”とし、同等比較は無理だと説明しながらも、“潜在エネルギーを十分に残して離れていったため、どのように燃料を入れて火をつけるかによっては、その結果はものすごいものになる”と分析した.

私たちの大衆音楽史を、ソ・テジ以前とソ・テジ以後で分けた当事者が、これから、その歴史にまたもう一つの巨大な一線を引くことができるだろうか. 2000年8月, 大衆音楽界とファンたちは、小さな巨人ソ・テジの動向を注目している.

ソ・テジの '8・11 宣言文'

“こんにちは, テジです”で、始まるソ・テジの手紙は、“2年間新しいレコード作業に没頭してきたのであり、幸いにも良い音楽ができたという考えが、国内活動の決心させてくれました”と明らかにしている. ソ・テジのファンたちは、このカムバック宣言文を南北首脳会談で発表された 6・1宣言にならって、8・11宣言’と呼んでいる. ソ・テジが手紙で‘9月初め’だとだけ明らかにした帰国日は、ファンのみだけでなく、言論が目を離せない焦眉の関心事だ. これまた、ソ・テジ側は徹底的に機密保持をしているが、ソ・テジと韓国音楽ファンの唯一の架け橋になった‘ソ・テジワアイドゥル メンバー’ ヤン・ヒョンソクの動向を通じて予測される日は、9月3日か4日頃だ. ソ・テジは、またヤン・ヒョンスクが代表であるヤングン企画が9月5日から10日まで借りているソウルオリンピック公園内のフェンシング競技場で、8, 9日の大型カムバックショーを開く計画が知られている. 放送3社の水面下の戦いの末に、文化放送側でショーの生中継を落札した. しばらく前に合流したドクターコア911のアン・ソンフン, クロウのチェ・チャンロクを含む韓国と米国, 日本のセッションマンたちが、今回の公演に参加することと予想される.

手紙で“既にミキシングとマスタリングが終わった状態”と説明した新しいアルバムが、どのレーベルを経て市場に出てくるかも気になる大きな課題だ. 契約書にサインして, マスターテープを渡すだけであれば、レコード社さえ決定されれば、まさに市場に出てくることになる. このレーベルも、やはり未定状態だが、カムバック宣言を含んで、ソ・テジがホームグラウンドに帰ってくるのに橋渡しを頼んだヤン・ヒョンソクが9月頃設立するアーティスト専門レーベルの第1号 レコードになる確率が高いというのが、専門家たちの大半の意見だ. ソ・テジは手紙で、“音楽に対して詳細に説明することができなくて申し訳ない”と言いながらも、“今回の音楽はやはり、かなり異色な音楽であり、最善を尽くした音楽”と、好奇心を刺激し、ファンたちを可視圏のなかからのがさないでいる. また、“良い音楽が作られた”という表現で、国内活動に対する自信を表明した.

キム・ウンヒョン記者dmsgud@hani.co.kr




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