2001年9月ハンギョレ21 377号

漫画映画主題歌の隠された真実
[ 人の話 ] 2001年09月19日 第377号

写真/ ソン・ラクヒョン氏.(ハンギョレ21 イ・ヨンホ記者)

<ソン・ラクヒョンの アニースクール> などの本を編集して出しながら、いち早くアニメーションマニアの代表株者に選ばれてきたソン・ラクヒョン(31)氏. 彼が、最近また、国内アニメーションマニア第1世代たちと共に新しい本 <アニメーション シークレット ファイル>(シゴン社)を出した.
16名の専門家たちがアニメーション関連分野をひとつづつ担当して文を書いたこの本で、ソン氏は誰もまともに見ない分野の‘漫画映画主題歌’に関しての文を書いた. そして、この文で彼は、“韓国漫画映画主題歌は、作曲家はもちろん作詞家までが操作された”と告発した.

ソン氏は、自他が認める、国内ほとんど唯一の‘漫画映画主題歌専門家’. 幼いころからあまりにもアニメーションが好きなために、主題歌にまで関心を持つようになったという. ソン氏ははやくから小学校の時期からテレビのスピーカーにテープレコーダーを押し当てて漫画映画主題歌を録音した. 録音できない主題歌は、ラジオ番組にハガキを送り、申請して録音をしたというエピソードは、マニアたちの間で今でも伝説として通じる話だ.
このように、主題歌に関心を持って食い込みながら、ソン氏は自ずから漫画主題歌に隠れている剽窃の痕跡を捜し出すことになったという.

ソン氏によれば、1970〜80年代、放送局が日本アニメーションを輸入、これらの国籍を隠しながら、同時に主題歌までそのまま翻案したことも多かったという. <マジンガーZ> <宇宙少年アトム> <鷲 5兄弟(註:「ガッチャマン」)> などがすべてそのような事例だということだ. こういう場合、国内の作曲家が作曲したと欺き、にせ作曲者を前面に押し出すことはもちろん、作詞家もやはり、ユン・ソクジュン氏のように有名な児童文学家の名前まで盗用することもあったという.

ソン氏はこのようなとんでもない剽窃と操作のため、まさに珠玉のような私たちの創作漫画映画主題歌までが、剽窃の疑問視を受けている現実を惜しんだ. 作曲家 ジョン・ミンソブ氏と歌手 ジョン・ヨンジン氏の作品の<77段の秘密> <愛の学校> <野バラ少女 ジェニー>等は、今聞いてみても秀逸な歌なのであるが, このような成果に対しては認定をしなければならないと声を高める.

“漫画映画主題歌は、その漫画を見て育った世代には、幼い時期を代弁する文化的アイコンであり、追憶に残っていて、愛唱曲として愛されています.”彼は“単に漫画主題歌だという理由だけで無視される素晴らしい歌が、童謡のように正しく評価を受けなければならない”と強調した.


ク・ボンジュン記者 bonbon@hani.co.kr