2001年5月285号週刊東亜

アジュマ-アジョシたち ファンクラブ旋風起こす


CD購入, コンサート場熱狂 10代に劣らない活動 … 大衆音楽偏食症解消 ‘肯定的’

wktga01285_21.jpg (11989 バイト)去る4月初め、延世大100周年記念館で開かれたイ・ムンセ コンサートで、3名の主婦がイ・ムンセの振りを追って踊っている途中で血圧が上がり、その場で失神したことがあった. 10代のファンたちが公演場でスターに熱狂して倒れたり気絶することはありふれたことなので、“よくあること…”とはいうものの、この事を“おばさんがなぜ、そんなことに”と、舌打ちした人々が多かった.

しかし、公演場にあまり行かない人々にはわからない事だ. 最近、公演場で歓呼して熱狂するのは、10代だけではなく、‘アジョシ(註:おじさん)’‘アジュマ(註:おばさん)’たちも多い.
以前は10代のファンたちの間にチラホラ加わって座って手を打つこともせずに、じっと腕組だけしたまま、ぎこちなく座っていた中-壮年層観客たちが、すでに集団的-組織的にグループを形成し、夜光スティックを振って歓声をあげつつ、誰が見ていようと関係なく、歌ったり踊ったり、積極的に公演を楽しむ. 公演場で出会う彼らの顔からは、幸福な笑みが離れない.

過激な主婦ファン‘パジュマ’失神することも

中-壮年層音楽ファンたちは、以前のフォーク歌手や元老歌手たちの公演場をよく 訪ねるが, god 等、主に10代が好む人気歌手に熱狂する30, 40代のファンたちもどんどん増えた. 子供を連れて公演場を訪ねる主婦ファンたちの姿もちらほらと目につき, アジュマドットコム(www.azoomma.com) 等、主婦を相手にした女性ポータルサイトでは、チョ・ソンモ, ホン・ギョンミン, ユ・スンジュン, チャ・テヒョン 等、若い歌手たちのファンクラブが結成された.
歌手を愛するけれど、思う存分表現できず、10代ファンたちが作ったサイトをのぞき込んでいた彼らが、インターネットという‘開かれた’媒体を利用して、堂々と自分たちの空間を作った. 彼らは10代に劣らない情熱で一緒にコンサートを観に通い、アルバムを買い集めて、熱心にジョンティング(決まった時間(註:「定時(ジョンシ)」に集まって行うチャット)をする. こういう主婦ファンたちを称して、‘パジュマ’‘パヌナ(註:"ヌナ"は「お姉さん」)’とも呼ぶのだが, 年齢の幼い過激ファンを呼ぶ‘パスニ’が変形した言葉.

god ファンサイト掲示板に書きこんだ、ある40代の主婦は、“娘に、自分よりもgodを好きだと不平を言われる”としながら、“この年齢で、ある歌手のファンになるということは、とても難しい”と心境を明らかにした.
彼らの中には、“スターに熱狂する子供たちを理解するために足を運ぶうちに、自分自身も魅了されてしまった”と告白する人もあって、“ビートルズファンたちは堂々としているのに、何故、わたしたちは恥じなければならないのだろう. 今は、もう年齢に関係なく、誰でも‘私は誰々のファンだ’と明らかにするべきだ”と主張する声もある.

年齢の幼いネチズンのためのインターネットゲーム, なんの話をしているのかもわからない曖昧なCF, 歌詞さえ聞き取れない音楽等、10代でなければ大衆文化を楽しむこともできないような雰囲気の中で、これまで疎外されてきた中-壮年層の‘カミングアウト’が始まったということか.
まだ、数は少ないけれど、彼らは自身が 愛する音楽に対する関心と投資を惜しまない集団として、強力に浮び上がる. チョ・ソンモの‘イバラ’から、最近発表されたピンクルの‘貴方はご存知ないのね’までつながる、リメイクアルバムのブームは、新世代歌手さえ、30〜40代を大きな市場とみているという証拠だ. 専門家は、こういう中年文化のブームが、ダンスミュージックだけが生き残った私たちの大衆音楽の偏食症を直すことができると期待する.

昨年、世宗文化会館で盛況裡に開催された、ソン・チャンシク, ユン・ヒョンジュ, キム・セファン, ヤン・ヒウンの‘フォーク Big 4 コンサート’を企画した公演企画社 ライブプラス(+)の キム・ジェイン氏は、“普段公演場にあまり行かない中-壮年層の観客が見せた爆発的な関心に驚いた”としながら、“中年文化の不在は、需要者がないということではなく、供給が不足していたことが問題だ. 中年たちの、文化に対する欲求は高いのに、これを開発する供給者が不足していて、千編一律的なマーケティングで、彼らを疎外する”と指摘する.

“わたしの若い時期に共にした音楽を、また聞きたい. 汗が出るように走って、前だけを見て生きてきたが、今は、私も楽しんで生きたい”と話す中-壮年層音楽ファンたちは、誰でも、彼らが安心して参加できる公演が頻繁に開かれることを希望する.
彼らは10代とは違い、‘一度なったファンは、永遠のファン’という性格が濃厚で、はるかに長期的で安定した文化を維持していくことが特徴. スターと共に歳月を感じて、歌手自身よりは、その音楽世界を愛する、真のマニアたちが多いことが特徴なのだ.

‘一度なったファンは、永遠のファン’ 大部分

wktga01285_22.jpg (13637 バイト)最近、文化連帯が発足した‘大衆音楽改革のための連帯の集い’(以下、大改連)には、チョー・ヨンピル, イ・スンファン, ソテジなどのファンクラブが結合したのだが, これらのファンクラブ メンバーは、主に20代後半から30〜40代の音楽ファンたちが多い. 彼らは、大改連と共に本格的な市民運動, 音楽消費者運動を宣布して、歌謡順位プログラム廃止を促す署名運動等、韓国大衆音楽の文化環境を改革するための運動に積極的に取り組んでいる.

パソコン通信 千里眼でチョー・ヨンピルファンクラブ‘ピル21’を運営しているパク・ビョンホン氏(31)は、“一歌手のファンとして, 音楽を愛すル愛好家として、大衆音楽改革の課題を共に悩んで、小さな事であろうと、実践するために、この運動に賛同した”と話す. 少し前、地方で開かれたチョー・ヨンピルコンサートにバスを借り切って、団体で行ったファンクラブ会員たちは、現場で署名を受け付け、広報物を配布しながら大改連の活動を知らせて、ファンの賛同を訴えたという.

“これまで、情熱ファンのファン活動現象に対しては否定的な見解が多かったが、成人ファンたちが主軸になった音楽消費者運動は、私たちの大衆文化に新しい 風を起こした. それまで市民団体が主導してきた運動に、彼ら音楽ファンが加勢することによって、大衆音楽環境を改革する大きな力に なる”と文化連帯 事務次長 イ・ドンヨン氏(文化評論家)は話す.

落ち着いたおとなだと, 歳を取ったからと、好きなことを好きだと表現できない時代は過ぎた. 歌で若い日の熱情をとりもどして、世代間の障壁を取りはらって、大衆音楽の現実を共に悩む彼らの姿は、それ自体が健康で美しい.



< シン・ウルジン記者 happyend@donga.com >

‘イ・スンファンを愛する年嵩ファン’の集いを率いるキム・ジョンネ氏

“団体前売り … 思う存分楽しみます”
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歌手 イ・スンファンは、最近TVを通じてその姿を見かけることは減ったが, 毎年全国をまわって、数十回ずつの公演を繰り広げ、その度に多くの観客をかき集める‘ライブ舞台の化身’だ. 4時間の終始、熱情的に歌を吐き出す狂気じみた彼の公演場を訪ねるファンたちもやはり、その忠誠度と熱情面で、どんな人気歌手のファンにも劣らない情熱分子たちだ.

‘イ・スンファンを愛する年嵩ファン’は、次のサイト中にある イ・スンファンのファンクラブ. 24才以上だけが加入できる、このファンクラブの会員数は600余名で、会員管理が厳格で活動が振るわなければ、すぐに除名されてしまう.

歯医者で、20代中盤からイ・スンファンのファンになった キム・ジョンネ氏(35)は、“年齢を重ねたファンたちが気楽に話を交わすことができる空間”を思ってカフェを作ったのだが、あまりに多くの人々がなだれ込んできて、恐ろしくもうれしかった.

“公演があれば、団体で前売りして、一緒に観覧するので、若いファンたちの表情を見ずに思う存分感動して、熱情的に楽しむことができますよ.”

公演に対応し、何ヶ月も前から体力管理をして, 一緒にプラカードまで作って、公演がある所にバスを貸切して動く人々. 全く同じに合わせたTシャツとスニーカーは、彼らの必須準備物だ.

“イ・スンファン氏の音楽人生を支持しながら、彼をめぐる私たちの大衆音楽の現実に対して憤怒を感じました. 音楽人が本当にしたい音楽を思う存分できる環境を作るのに一助になりたいというのが、私たち会員の風です.”

飲み代を惜しんでCDを買って, 他の歌手の公演場も熱心に訪ね歩きながら、望ましくて責任ある音楽ファンになろうと努めるこれら‘歳を重ねたファン’がいるので、‘非放送用’ライブ歌手たちも舞台で歌うことができるのだ.



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