2001年8月298号 週刊東亜

民間交流活性化が ‘克日の道’


日本の歴史歪曲教科書問題で瓦解した韓-日間の民間交流再開のために、ある国会議員が動き出した. 国会 法司委 所属 ハム・スンヒ議員(民主党)がその主人公. ハム議員は、“歪曲教科書で日本に対する韓国人の感情が非常に激昂したことは事実だが、民間次元の交流はもう再開しなければならない”と強調する.

ハム議員が韓-日間民間交流に関心を持ったのは、日本の市民団体‘子供と教科書全国ネット21’の 俵義文 事務局長が送った一通の手紙のため. 俵 局長は、‘新しい歴史教科書を作る会’(以下 作る会)が執筆した中学校歴史教科書の採択阻止運動を繰広げて、東亜日報と日本現地有力紙に‘作る会’教科書採択を拒否する意見広告を載せることもした猛烈市民運動家.

俵 局長は、日本歴史歪曲教科書と関連し、日本東京地裁に訴訟を提起して、歪曲教科書不採択運動にたったハム議員に手紙を送り、“最近、歴史教科書問題で中断された 韓-日青少年・スポーツ交流を部分的にでも再開しなければならない”と強調した. また、俵 局長は歪曲教科書を採択しないように決定した日本の地方自治体との交流を強調しながら、“歪曲教科書を反対する日本内の市民団体に力を集める次元でも、民間交流は再開されならなければならない”と主張した.

ハム議員は、俵 局長のこういう主張には説得力があると判断し、外交通商部・教育人的資源部等、政府部署に俵 局長の手紙内容を伝達して、交流の必要性を力説した. これに伴い、教育人的資源部は、さる8月初め、“青少年及び学校次元の 韓-日 交流は推進しなければならない”という原則を立てた. ハム議員が韓-日政府の拮抗した対立とは別個に、民間人の交流を強調するのには自ら理由がある.

まず、実利を入れようということ. ハム議員は、“日本の観光客減少などが私たちに与える教訓を考えなければならない”としながら、“感情的対応だけが出来るわけではない”と話した. 特に、来年行うワールドカップを控え、民間次元でも和解交流の姿を見せることが両国の国益にはるかに有利なことだという判断だ.

ハム議員は歪曲された教科書を正すための戦いは今後もずっと推進しなければならず、その場合、俵 局長などのような日本内の市民団体との友好的関係設定が何より必要とされると主張する. ハム議員は、“東京地裁に歴史歪曲教科書訴訟を提起する時、最も多くの助けを与えてくれたのは、まさに日本の市民団体だ”としながら、日本の良心勢力に対しては対話の門を開けておかなければならないと強調した.

けれども、ハム議員は本人や政府が直接出ていくことに対しては少し躊躇するという. “ともすると、外交的誤解を呼び起こしかねない”というのが、その理由. したがって、ハム議員は今後推進される交流は、徹底して民間次元でなされるべきだという. ハム議員は来る8月末、俵 局長等、訴訟過程を助けてくれた日本市民団体関係者などを韓国に招請して感謝の気持ちを伝える計画だ.



< キム・シグァン記者 > sk21@donga.com