2002年1月週刊東亜 317号

止められない‘整形手術’景品攻勢
止められない‘整形手術’景品攻勢

インターネット業者・形成外科連合イベント氾濫 … 口コミ効果・会員情報狙ったマーケティングに反応爆発


'人は初印象が重要なのに, 目がきつく生まれたんです’(ID キム・XX)‘学生なのですが, それも中学生… だと、理由はなんであれ除外ですか? 本当にしたいのに…’(ID ペク・XX)‘イベントに当選したら、どうすればいいのですか? 家でチケットが来るのを待つんですか?’(ID シャンクオレンジ)

整形専門サイト‘チェンジ’(www.change.co.kr) 掲示板にネチズンたちが書き込んだ景品イベント関連質問だ. 景品とは、まさに、無料整形手術. 整形手術は、最近、女性マーケティングでは不動の‘0順位’を固守する‘景品 中の景品だ.’普段から2〜3倍もの多くの患者が駆け込んでくる整形盛需期である冬休みと売上げ極大化に総力を尽くすインターネット企業等の‘年末大戦’が重なり、最近は整形手術を景品として掲げたイベントがインターネットに氾濫している.

そのうちの圧巻は、e-現代デパート(www.e-hyundai.com)の‘シンデレラ大祝祭U’. 2001年12月10日〜2002年1月13日まで実施しているこのイベントの応募者は、12月28日現在 3万余人. 2001年2月に行った第1回行事の時に無料手術を受けた当選者5名の感想をサイトにあげたため、当時より応募者が10倍増えた.
今回のイベントの当選者の1人は‘頭からつま先まで’全身整形を受けることができ, 175人は目・鼻・口・顔輪郭・皮膚・胸 等、希望部位1ケ所の整形手術を無料で手術を受けられる.

顔、乳房拡大等、人体部位を総網羅

このような景品手術には問題がないだろうか.
現代デパートと共同で‘シンデレラ大祝祭’を進行している病院マーケティングコンサルティング業者 ウィルビードットコム(www.willbi.com)関係者は、“個性を重視する若者達は、イベントに批判的な‘保守的’見解は意に介さない”としながら、“手術は希望者に限り, 事前に専門医審査を経るので、後遺症等の手術副作用は心配ない”と公言する.

2000年11月の開設以後、毎月加入会員を抽選, 病院景品を提供する景品サイト ウアネット(www.wooa.net)も、やはり事情は同じだ.
眼科及び形成外科と連係し、鼻整形(150万ウォン)・二重まぶた(120万ウォン)・乳房拡大(500万ウォン中本人負担150万ウォン)などの手術景品券を与える、この業者は、一歩進んで提携した会員社から広報費の名目で受けた金で景品費用を充当した後、サイト上で募集した希望会員の団体割引整形手術を‘会員社’に斡旋する‘医療共同購入’まで実施している.
ウアネット側は、“消費者が望むことを提供しているだけ”とし、“‘共購’(共同購入)は、120万ウォン台の二重まぶた手術費を50万〜60万ウォン台にまで下げる等、‘バブル’を引き下げる肯定的効果もある”と自賛する.

診療行為が‘景品化’する事例は、これ以外にも多い.
2001年7月、乳房縮小手術景品イベントを繰り広げたビューティークリニック(www.beauty.clinic.co.kr)は、開設1周年を記念, 同じ年の9月24日〜12月30日まで、推薦形成外科で整形手術を受けた会員に手術費の一部を支援するイベントを開いた. トランスジェンダー芸能人 ハ・リス(26)が発給を受けて有名になった国民カードの女性専用カード イー・クィーンズ(eQueens)もやはり毎月現金サービス顧客20人を抽選し、整形手術費などを景品として与えている.

国税庁課税資料だけで年間5000億ウォン, 陰性的売上げまで勘案すれば1兆ウォンにまで急膨張した美容整形市場らしく、ヘアスタイルを変えるように整形をそそのかすイベントはとどまるところを知らない.

何故このような景品イベントが盛んに行われるか.
ウィルビー・ドットコム側は“会員情報収集が目標”と答える. すなわち、サイト運営業者はイベントを通じて多数の会員情報を確保し, イベント参加病・医院議員は、これらの業者がアンケート調査した顧客データを渡される一方, 景品手術を受けた患者に口コミ広報効果を期待することができるため.
したがって、イベントに参加するネチズンたちにとって、会員加入とイベント参加理由(主に整形手術を受けようという理由)記載は必須事項だ.

開院経歴13年というある形成外科専門医(ソウル清潭洞)は、“事務長等、営業担当を雇用することによる既存患者誘致競争に対する保健当局の制裁が強化され、景品手術が動員されている”としながら、“利害が噛み合った形成外科とインターネット業者による‘連合戦線’構築は容易に消えない”と展望する.

これを傍証するように, 整形コンサルティング会社を直接経営する専門医までいる.
Cサイト代表でもあったK形成外科(ソウル胛鴎亭洞)J院長は、“最近実施した整形イベント当選者と手術日程を把握している”としながら、“手術費を病院が出さずにサイト運営業者が負担するので、問題になることではない”と話した. K形成外科は、ある通信サービス業者が主管する景品手術イベントも後援している.

問題は、景品手術が少なくない逆機能をもつという点.
最も大きい問題は、不必要な整形手術を助長するという点だ. 別段関心がなかった人も、一度整形手術を受けてみると、また気に入らない身体部位が目につくようになって、これはしばしば整形手術を盲信する強迫症につながりやすい. 実際、一度以上整形手術を受けた成 整形患者が相当数で, 購買力が旺盛な20〜30代女性中には整形中毒患者も少なくないというのが専門医の耳打ちだ.

整形助長・手術副作用等、逆機能

もう一つの問題は、景品手術には患者保護の‘死角地帯’が存在するという点だ.
整形手術の95%は、正常なからだにメスを入れる美容整形. ここに、整形手術医療事故の危険は、一般外科手術の1.6倍だと知られていて、万一事故が発生しても、‘無料手術’のため、円滑な被害補償が容易ではない. 手術費を患者が負担する‘共同購入’の場合も、大量手術による副作用の危険性を排除するのが難しい.

病・医院がイメージ失墜を憂慮して隠し、被害患者と‘合意’を急ぐ整形医療事故の特性上、整形手術の副作用が表面化する場合はきわめてまれだが, インターネットには手術結果に対する不満を共有する同好会まである.

韓国消費者保護院に依頼された整形不満相談は、2001年12月27日現在1255件. 2000年一年の789件に比べて、大きく膨らんだ. それでも、まだ景品手術不満はとりあげられたことがない. 何故そうなのだろうか.
消費者保護院 アン・ヒョンスク相談チーム長は、“景品手術は消費者が直接有料代価を支払った消費行為ではないので、全く被害救済を受けることができないため”と釘を打つ.

事情がこのようだが, 全国600余の形成外科開院中も95%が会員として加入した大韓形成外科開院医師協議会は警告措置を反復するだけだ. 警告とは、言葉そのままに‘非倫理的診療行為’に対する‘注意’水準の是正措置.
協議会 グッ・グァンシク公報理事(43)は、“協議会倫理委員会が毎月虚偽・誇大広告及び景品提供行為を摘発, 審議した後、該当議員及び専門医声明などを協議会消息誌に公開しても, 一部専門医たちが景品を常習的に提供する”とさらけ出す.

保健福祉部の見解はどうか. 医療法25条は、‘誰でも営利を目的に患者を医療機関または医療関係者に紹介・斡旋・その他の誘引をしたり、これに類するを行為が出来ない’と明示している. これに違反すれば、資格停止2ケ月の行政処分と3年以下の懲役または1000万ウォン以下の罰金に処される.

福祉部医療政策科の関係者は、“病・医院が直接景品イベントを開催したり、イベント業者に病・医院名を掲げて景品を提供すれば、明確に医療法 違反行為だ. しかし、イベント業者を中間に置いて、病・医院名を隠したまま景品手術を行う便利な方法を使う場合、事実法、違反の定規となる‘営利目的’の有無を判断するのに曖昧だ”と、明らかにする.

結局、‘ケースバイケース’で判断しなければならず, その過程で、法の網を巧妙に抜け出る便利な方法は、‘アップグレード’するしかない.

景品手術を受けた患者たちの共通の所感は、“自信をとりもどした”ということ. ‘景品=自信’という等式さえ成立するわけだ. ‘整形手術は診療行為ではなく景品’という広告コピーが登場する日も遠くないのだろうか.



< キム・ジンス記者 > jockey@donga.com